千葉法律事務所・交通事故案件担当弁護士の活動及び解決結果

依頼者の握力低下について，主治医に相談したところ，握力低下の原因は右中指伸筋腱亜脱臼（通称ボクサーズナックル）と呼ばれる傷病であることが発覚した。

主治医は「画像上，何も症状の出ない特殊な傷病」のため，当初の診断書には記載していなかったが，全ての診断書に右中指伸筋腱亜脱臼の追記を依頼した。

その後，依頼者と打ち合わせを行い，実際に右手指を曲げて拳を作る際に，指を伸ばす腱が横にずれて，弾発音とともに痛みが生じる様子を動画に撮影した。

以上の活動を行い，異議申立を行った結果，後遺障害１２級の認定が認められた。

その後，示談交渉を行い，既払金を除いて約７００万円の賠償金を受領して示談合意に至った。