ADR手続きを行い、賠償金が約33万円増額した事例

交通事故

ADR手続きを行い、賠償金が約33万円増額した事例

被害者の状況:
頚椎捻挫
腰椎捻挫等
争点:
慰謝料
弁護士法人ALGに依頼した結果
賠償金 149万円(3名分) 182万円(3名分) 約33万円増額

交通事故事件の概要

本件は,依頼者とその子ども(長女・長男)が渋滞で停車中,追突事故に遭い,頚椎捻挫・腰椎捻挫等の傷害を負った事案です。
3か月~4か月間の治療終了後に賠償金の請求を行いましたが,慰謝料の金額が争点になりました。

弁護士法人ALG&Associates

千葉法律事務所・交通事故案件担当弁護士の活動及び解決結果

治療終了後,相手保険会社と賠償金の交渉を行いました。 治療費,交通費,休業損害については争いが無かったものの,慰謝料についてのみ,相手保険会社は訴外交渉で解決することと引き換えに裁判基準の80%相当の金額に減額するように求めてきました。

依頼者としては,早期解決という観点から慰謝料の減額をすること自体は認められるものの,殆ど争点がない中,早期解決だけを理由に慰謝料を20%も減額する事には納得できず,最低でも95%の金額とするように交渉しましたが,相手保険会社は一切応じず,交渉が難航していました。
そのため,依頼者とも相談の結果,協議での早期解決は諦め,訴訟ではなくADR手続きの1つとして,「交通事故紛争処理センター」に和解斡旋の申し込みを行いました。

相手保険会社は,和解斡旋手続きの中でも慰謝料の減額を訴えていましたが,既に協議が決裂し,第三者機関を交えた手続きを行っている以上,慰謝料の減額には一切応じないと主張し,裁判基準満額の慰謝料支払いを求めて一歩も引かない姿勢を見せました。
その結果,和解斡旋の担当者からも慰謝料は裁判基準満額を支払うのが相当との意見が示され,当該意見に沿った解決を図ることができ,結果として交渉時点での妥協額よりも高い金額での解決を図ることができました。

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