交通事故を得意とする弁護士の探し方

弁護士にはそれぞれ得意分野があります。

そこで、交通事故を得意とする弁護士の一般的な探し方を3つ、次項でご紹介していきます。

それぞれのメリット・デメリットも知っておきましょう。

知人や弁護士会などからの紹介

もし、弁護士に依頼したことのある知人や、弁護士のツテがある知人がいるのであれば、その人に紹介してもらうのもよいでしょう。

お近くの弁護士会から紹介を受けるという方法もあります。

インターネットを利用して探す

インターネットを利用する方法は、複数の弁護士・法律事務所を比較する際に便利です。

ご自身のお住まいや職場の地名とあわせて「弁護士　交通事故」などのキーワードで検索してみましょう。

弁護士照会のポータルサイトを利用して、比較するのもおすすめです。

保険会社から弁護士を紹介してもらう

ご自身が加入する保険会社から、弁護士を紹介してもらうという方法もあります。

弁護士を紹介してくれる知人がいない方や、ご自身で探すことがむずかしい方は、保険会社に聞いてみるのもひとつの手段です。

交通事故に強い弁護士・法律事務所の選び方

紹介してもらった弁護士や、ご自身で探した弁護士・法律事務所のなかから、交通事故に強い弁護士・法律事務所をどのように選べばよいのでしょうか？

以下、ポイントをご紹介していきます。

交通事故の示談交渉の経験が豊富

交通事故の問題は、当事者の話し合い＝示談交渉によって解決を図ることが多いので、示談交渉の経験が豊富な弁護士を選ぶことが重要です。

示談交渉では、慰謝料などの損害賠償金の計算や、過失割合・後遺障害等級といった専門知識に加えて、保険会社や加害者に対する交渉力が必要です。

交通事故の示談交渉の場合、弁護士の交渉次第で被害者の方が受け取れる損害賠償金が大きく変わる可能性があるため、示談交渉の経験が豊富な弁護士や、交通事故問題の取り扱いが多い法律事務所を選びましょう。

過去の解決事例をチェックしましょう

弁護士や法律事務所が過去に解決した実際の事件＝解決事例を、ホームページでチェックしてみましょう。

ご自身の状況に近い事件を取り扱ったことのある弁護士・事務所がみつかるかもしれません。

また、どのくらいの件数を扱い、どのような事件を成功させたのかも、弁護士・事務所を選ぶひとつの判断材料となります。

医学的知識を兼ね備えている

交通事故に強い弁護士・法律事務所を選ぶにあたり、医学的知識を兼ね揃えているかどうかも、重要な判断材料です。

交通事故の損害賠償請求では、医学的知識が必要になる場面が多くあるためです。

例えば、

• 事故と怪我の因果関係が疑われて、治療費の減額を提示された
• 事故によるケガが完治せず後遺症が残ったので、後遺障害等級認定の申請をしたい
• 後遺症の症状・程度が正確に伝わらず、後遺障害等級の認定が受けられなかった

などのようなケースでは、医学的な知識・根拠をもった主張・立証が求められ、相手方を納得させることができれば、適正な賠償額が受け取れる可能性がぐっと高まるのです。

専門の部署があり、交通事故に特化した弁護士がいる

交通事故を専門とする部署があるかどうかも、交通事故に強い弁護士を選ぶ、ひとつの判断材料です。

弁護士や法律事務所の多くは、交通事故以外にも離婚や相続など、さまざまな事件を取り扱っています。

そのため、取り扱える交通事故問題も限りがあります。

一方、交通事故専門の部署がある事務所であれば、取り扱った件数も経験も豊富だと考えられます。

ノウハウを共有し合えるので、知識と専門性を兼ね備えた、交通事故に特化した弁護士に相談・依頼できる可能性が高くなるのです。

後悔しない弁護士・法律事務所の選び方

交通事故に強い弁護士・法律事務所に依頼したのに、後悔したという声を耳にすることがあります。

では、後悔しないために、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか？

次項から、後悔しない弁護士・事務所の選び方をご紹介していきます。

説明がわかりやすく理解しやすい

説明がわかりやすく、理解しやすい弁護士だと安心です。

交通事故では多くの専門用語が使われるため、不安や疑問に感じていることに耳を傾け、わかりやすく丁寧に説明してくれる弁護士を選ぶようにしましょう。

説明がわかりにくい弁護士だと、不信感を抱いたり、相性が合わないと感じて、コミュニケーションがとりにくくなって、後々不都合が生じる可能性もあります。

無料相談などを利用して、不安や疑問に感じていることを聞いてみて、弁護士やスタッフの人柄や、話を聞く姿勢・説明のしかたなど、信頼関係の築ける弁護士・事務所であるかを見極めてみるのも、ひとつの方法です。

弁護士以外の受付・事務局の対応が優れている

弁護士以外の受付スタッフや事務局の対応も、後悔しないための重要なポイントのひとつです。

法律事務所では、弁護士以外の受付スタッフや事務局と接する機会が多く、電話対応や一般的な事務連絡、書面のやりとりは、受付や事務局が行うことがほとんどです。

スムーズに話を聞いてくれる、弁護士への用件をきちんと伝えてくれる、一定の知識があるなど、受付・事務局の対応が満足できるものであれば安心感も得られると思います。

受付・事務局の対応が優れていると、法律事務所自体のレベルも高い可能性があるので、弁護士・事務所を選ぶ際に、ぜひ注目してみてください。

費用倒れについて説明してくれるかどうかもポイント

事前に、費用倒れなどのリスクについて説明してくれるかどうかも、弁護士・事務所を選ぶ際の重要なポイントです。

弁護士に依頼したからといって、必ずしも被害者の方が納得できる結果になるとは限りません。

特に、弁護士に依頼したにもかかわらず、受け取れる示談金よりも、弁護士費用の方が高くついて、かえってマイナスになってしまう（費用倒れ）ケースも少なくありません。

こうした費用倒れなどのリスクについて、依頼前にきちんと説明してくれる弁護士を選ぶようにしましょう。

報酬金等の料金体系が明確

弁護士に相談・依頼する際に必要な費用について、料金体系が明確であることも重要です。

相談料・着手金・成功報酬など、いつ発生して、いくらになるのか、どのように支払うのかなど、事前にしっかり説明してくれるかどうかも、後悔しないための判断ポイントです。

依頼内容によっては料金が変動することも多いので、相場を確認しておくのもよいでしょう。

弁護士の変更はできる？

途中で弁護士を変更することは、基本的に可能です。

不安・不信感を抱えたままでは、納得できる結果が得られなくなる可能性もあるので、弁護士の変更もひとつの選択肢です。

事務所を変えずに弁護士だけ変更できる場合もあるので、まずは相談してみましょう。

《弁護士を変更する際の注意点》

• 先に新しい弁護士を探してから、依頼している弁護士に変更したい旨を伝える
• スムーズな手続のため、保険会社にも弁護士を変更する旨を伝える
• 新しい弁護士に着手金を支払う必要があり、既に支払った着手金は基本的に返還されない
• 変更前にかかった弁護士費用を支払う必要がある
• 弁護士費用特約を利用している場合、総額はリセットされないため上限に達しやすくなる
• 関係書類をすべて返還してもらう　など

後悔しないためにも、交通事故に強い弁護士を選びましょう

交通事故に遭ってしまったら、適正な賠償を受けるためにも、なるべくはやめに弁護士に相談することをおすすめします。

このとき、選ぶ弁護士によって結果が変わるといっても過言ではないので、交通事故に強い弁護士を、慎重に見極めなければなりません。

また、ご自身と相性の合う弁護士であることも大切です。

弁護士をお探しの方で、当ページをご覧の方も多いと思います。

弁護士ALGでは無料相談を行い、抱えていらっしゃる不安・疑問をしっかり伺ったうえで、被害者の方の味方となり、弁護士・受付・事務局が一丸となって尽力いたします。

費用面についても、あらかじめ説明いたしますので、どうぞ安心して、まずはお気軽にお問合せください。